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木材の天然乾燥と人工乾燥

2017/06/02

TOKYO WOOD広報担当の浅野です!
先日、東京大学農学部弥生講堂で行われた公開フォーラム「今、求められる木材乾燥とは」を聴講して参りました。

東京大学農学部弥生講堂

東京大学農学部弥生講堂

TOKYO WOODと言えば、「東京の桧の木を天然乾燥した柱を使った住宅」と思われている方も多いのではないでしょうか。天然乾燥の方が艶もあり、何より桧の香りがとても強く残ることから、私自身も天然乾燥が大好きです。しかし、学術的に天然乾燥と人工乾燥がどう違うのか?明確に答えられないこともありましたので、木材乾燥を専門にやらている先生の話を伺ってまいりました。

東京大学農学部弥生講堂

とても専門的なお話で、話についていくので精一杯でありましが、結論から申し上げると、人工乾燥、天然乾燥それぞれメリット、デメリットがあります。

よく言われていることですが、人工乾燥は高温で急速に木材を乾燥させるため、木材が均一に乾燥し、表面に割れが出にくいです。その為、消費者からもクレームが出にくいため多くのハウスメーカーが使用します。しかし、それはあくまでも表面であって、木材の内部には割れが多く発生します。

木材乾燥

では実際に強度はどうなのか?
こちらは、石川県の研究機関ウッドセンターが調査した結果ですが、ヒノキの人工乾燥材はせん断強度にて低下が認められる結果となっております。ヒノキ以外の材に至っては、曲げ強度や他の強度についての低下も見られるようです。

もちろん人工乾燥にもメリットはあります。
乾燥期間が短い事や、乾燥後の狂いが少ないことなどです。どちらが良いか悪いかという事ではなく、木材と同じく適材適所に使う必要があると思います。TOKYO WOOD WORKER’Sの製材担当、沖倉製材所、中嶋材木店も求められる品質によって天然乾燥と人工乾燥を使い分けております。

しかし、大量生産ではない、邸別管理のTOKYO WOODの家づくりには、やはり天然乾燥が適しているのではないでしょうか。それは触れてみてわかる香りや艶の面や、上述した強度の面でも言えるかと思います。半面、天然乾燥材は、建築後も若干乾燥が進むため、柱の表面割れが進みクロスなどに影響を及ぼす可能性もあります。

少し難しい話でしたが、学術的な観点から木材乾燥についてお伝えさせて頂きました。詳しくは、木材乾燥のプロTOKYO WOOD WORKERSの沖倉社長と中嶋社長までお気軽に聞いてください!

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