林道から毛細血管の様に森の中に延びる

田中林業株式会社

田中 惣一

皆様、こんにちわ。TOKYO WOOD WORKER’S、田中林業株式会社の田中です。
今月から毎週水曜日にWORKER’Sメンバーがそれぞれの思いや状況をつれづれなるままに投稿させていただきます。今回、私からは『道』について綴らせていただきます。

 

元プロレスラーの某参議院議員さんも「この道を行けばどうなるものか・・・云々」と言っておりますが、現在、弊社の林業経営においても『道』が最も重要な基盤となっています。林業で『道』というと「林道」をまずイメージされると思いますが、弊社が重要視しているのはその林道から毛細血管の様に森の中に延びる『作業道』のことです。

 

この作業道が入ることにより、かつては徒歩で2時間かかっていた場所が車で30分で到着出来る様になりました。作業員の労働負荷の軽減のみならず、高性能林業機械の導入、それによる出材コストの軽減など様々なメリットが生まれており、弊社が社是に掲げている「きめ細やかな森林の管理」に繋がっています。

 

もちろん道を入れることで山を崩してしまっては本末転倒ですから、地盤や地質を見ながら開設し、路肩・法面の補強や排水に十二分に気を使った「壊れない道づくり」が絶対になります。弊社では20年以上に渡りこのような『作業道』を作ってきました。今では総延長30,000mを超える作業道が森の中に入っており、TOKYO WOOD の安定供給にも繋がっています。