住まい×創り手 住まい×創り手 Interview Interview

Vol,9 特別編 小嶋工務店 羅久井さん

2020/04/08

こんにちは。TOKYO WOOD広報担当の荒川です。
いつもTOKYO WOODのFacebookやWebサイトの更新をしています。日々、業務に取り組む中で
「もっと近くから現場の様子をお届けしたい。。。!」と思い、TOKYO WOODのお家にお邪魔しました。

今回、お邪魔したのはTOKYO WOODの家づくりを行っている小嶋工務店で働きながら、ご自身もTOKYO WOODのお家に住む羅久井さんのお家です。創り手であり、住まい手でもある、羅久井さんにTOKYO WOODに住むことになったきっかけやこだわり、メンテナンスについてなどをお聞きしてきました。

🏠もくじ
1.入った瞬間に木の香りがフワッと広がる!
2.羅久井さんにインタビュー
①小嶋工務店で働き始める前
②TOKYO WOOD、小嶋工務店との出会い
③TOKYO WOODの家を建てた一番の理由
3.お家をレポート
無垢の木の床、メンテナンスはどうする?
壁、割れました
こだわりの床!こだわりの窓!


1.入った瞬間に木の香りがフワッと広がる!
外見はシンプルな色で可愛い屋根の形が特徴的なお家。4カ月程前に完成したばかりの新築です。

「RAKUI」の表札は特注でこだわりが詰まっています。お家に入る前から心踊りますね。



そして玄関の扉を開けると、吹き抜けで広々とした空間に木の香りがフワッと広がります。



くううう。良い香り!
この香りを嗅いだだけで、「私もこんなお家に住みたい。。。」
と一目ぼれしてしまいました(笑)

2.羅久井さんにインタビュー
①小嶋工務店で働き始める前
―羅久井さんは前職は農業や食に関わるお仕事だったと聞きましたが。。。?

もともと、大学で箱根駅伝を目指していました。
自分は競技よりも”食”に夢中で。選手たちの体調が良くなったことがきっかけで、「食事って大事だな」と思い、卒業後は有機野菜の会社に入りました。それから、東京都内で有機野菜や地産地消の野菜を扱う会社でいくつか働きました。こだわりの農法で野菜を育てている農家さん達と出会い、”東京の野菜”の熱さに気が付きました。
今朝も近所の直売所で野菜を買って来たんですが、直売所の雰囲気が特に好きで。。。

直売所は老若男女いて、すごく人が並んでいるんですよ。僕も一緒に並んで野菜を仕入れていたのですが、地元のおばちゃん達といつも戦争でした。(笑)直売所の野菜は新鮮で安くて人気です。
みんながオーガニックとか、有機とか、サステナブルだとか、環境問題とか関係なしに買いに来てる感じが好きです。
住宅もそんな風に「環境にいいから地産地消の家作りをしよう。」ではなくて、「こうやって山があって川があって、畑があって街があって、だから東京の木を使った!」というシンプルな感じがいいなと思います。

②TOKYO WOOD、小嶋工務店との出会い
―TOKYO WOOD、小嶋工務店とはどう出会ったんですか?

有機野菜の会社で働いていた頃、日野市で里山に出会ったことがきっかけです。
タケノコ掘ったり、ブルーベリー取らせてもらったり、落ち葉掃きやったりとか、枝打ちやったりとか、山でやっているようなことを里山で体験させてもらって、「いいな東京。。。!」と思いました。
当時、震災とか洪水とかいっぱい起きて、地域の中で小さい流通を起こすっていいなと思いました。ところが、在籍している会社が大手と組む方針になり、自分の目指したい”地域の中で小さい流通を起こす”という方向性と違うと感じ、その会社を辞めることにしました。

里山でいろいろ勉強していたら、東京の森に課題があると知りました。
だから、「よし、林業家にでもなってみるか」と思い、東京都庁の林業関係の人事担当の人へ相談に行きました。
「東京で林業やりたいです」と話すと、「いやあ東京は間に合っているから地方行ってくれ」と言われてしまいました。それでも東京にこだわりたいと思い、林業は何が課題かを尋ねてみると、林業は”流通”が課題だと教えてくれました。それから、”東京 森林 流通”といったキーワードで仕事を調べていたら、小嶋工務店がを知り、入社することにしました。営業が何かもよくわからず入ってしまったので、ものすごく大変でした(笑)

③TOKYO WOODの家を建てた一番の理由
―TOKYO WOODの家を建てた一番の理由はなんですか

東京チェンソーズ、田中林業さん、沖倉さん、中嶋さん、他にもいろんな方の顔を知っているからこの家を建てたかったっていうのが一番の理由ですね。
これまで、東京の野菜や直売所に出会っていなかったら、きっとアパート住まいだったし、家を建てたとしても地産地消ではないログハウスや他の木のお家に住んでいたと思います。

3.お家をレポート
①無垢の木の床、メンテナンスはどうする?
憧れの木のお家ですが、無垢の木の床のメンテナンスはなんだか大変そう。。。
ところが、基本的には毎日掃除機をかけて、水をこぼしてしまったらすぐに拭くことだけのようです。

・毎日のお掃除
木の特性上、冬場は乾燥して床板と床板の間に隙間が出来てしまうので、そこにゴミが溜まらないように掃除機は毎日かけるそうです。

もし小さい子どもがいる場合は、食べかすなどが溜まらないように、食卓の周りはマットやカーペットを敷いておくと良いかもしれないですねと教えて頂きました。
また、子ども部屋予定のお部屋は床がボロボロになるだろうからと、あえて普通の合板の床にしておいたそうです。

・水をこぼしてしまったら直ぐに拭く
さて、水をこぼした時はどうすれば良いでしょう?
普通の家と同様です。サッと拭けば、シミも残らないそうです。

こちらは、洗面所の様子。
グレーの床は濡れても問題ない素材(お店用のクッションフロア)で、水気が気になる場所でも安心して使えます。

羅久井さんのお宅は、内装を決める際にメインカラーを「ホワイト、グレー、木材」の3色と決めたそうです。リビングも洗面所も、シンプルで統一感があり素敵な空間でした。

余談ですが、ネコのひっかき傷など、床にへこみができてしまった場合は、水に濡らしたティッシュなどでトントンと軽く叩けばへこみも直せるそうです!


②壁、割れました

日々のお手入れはいたってシンプルで簡単ですが、TOKYO WOODのお家は定期的なメンテナンスも必要です。
これ何だかわかりますか?

写真中央に大きく映っているのは壁の割れ。新築4カ月程の羅久井さんのお家の2階の壁の写真です。
木の特性上、こういった割れが出来てしまうのは珍しくない事です。木は生きていると感じさせられますね。

TOKYO WOODのお家を建てると、半年後に担当の監督が点検に来ます。その際にクロス職人さんが壁をきちんと補修してくれるので、安心ですよ。
羅久井さんも、次回のメンテナンスの際に、壁のクロスを綺麗に直してもらう予定だそうです。

木の呼吸が激しい新築1年目は木の収縮が激しいため特に割れができやすいです。しかし、数年経つと木の収縮は落ち着いてきて、割れはできづらくなります。
木の特性と知らずに住んでいると、クレームになってしまう”割れ”についても、きちんとお客様にお伝えして理解してもらった上でTOKYO WOODのお家に住んでもらいたい。」という想いから、壁の”割れ”について教えて頂きました。

③こだわりの床!こだわりの窓!
羅久井さんは、アロマの性質を考えて、1階はの仕事場には集中力アップの効果があるヒノキの材、2階の寝室にはリラックス効果のあるスギの材を使ったそうです。
違いはあるのか、靴下を脱いで踏み比べてみました(笑)



どちらも合板や集成材の床板に比べると、圧倒的に柔らかくて心地が良いです。

また、自然の光を取り入れるため、あちこちに窓があります。
まるで一枚の絵のような窓。

細長くて可愛い窓。

そして、山と畑を眺められる大きな窓。

細部までこだわったお家づくりが出来るのは注文住宅ならではですね。

***
香りも居心地の良さも最高な羅久井さんのお家を見学させて頂き、わたしもいつかはこんな暮らしをしてみたいと思いました。
「TOKYO WOODのお家についてもっと知りたい。」
「羅久井さんのお家にわたしも行ってみたい。」
そんな方は是非、実際にお邪魔してみてください!
■お問い合わせはコチラから

立川第一展示場:042-527-4567
小嶋工務店 羅久井:syun-rakui@k-kojima.co.jp

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