ゲストティーチャー
株式会社小嶋工務店
小嶋 智明
おはようございます、小嶋工務店 小嶋です。
今朝は富士山が綺麗に見えるいいお天気ですね、10月は雨続きで現場の進捗が大幅に変更されてしまい、現場管理者は大変な思いをしていますが、11月に入ってからは晴れの日が続いているので、なんとしても挽回したいですね。
さて先月の20日、小金井第一小学校へゲストティーチャーとしてお邪魔して来ました。
通常の授業とは異なり、様々な職業の方が集まり、生徒さんの質疑に答えるという小金井第一小学校で初めての試みという事でした。私は東京の環境に寄与する地元の工務店という立場でとして参加させて頂きましたが、大学やビジネススクールでお話しするのと違った緊張感がありました。
まず工務店の役割や、そこで働く現場監督、設計士、販売担当の話をさせて頂き、生徒さんの質問にお答えしました。そしてその後に、東京に山があり、その山で起きていること、今どんな状況なのか説明しました。そして私たちTOKYO WOOD普及協会のお話もさせて頂きましたが、生徒さんからは東京には山が沢山ある事、何故、花粉が沢山飛んでいるのか説明すると、皆、驚きの表情となりました。
▲TOKYO WOODバスツアーの様子
現在、TOKYOWOOD普及協会では、多摩産材を活用した住宅の供給、家具の販売をしていますが、そこで働く林業家や、製材所がどんな仕事をしているのか、東京に住んでいる方が、東京の木を使わないと山がどうなってしまうのかを一つ一つお話して来ました。
▲TOKYO WOODバスツアーの様子
苗木を植樹し、数十年の時を経て手塩に育てた東京の木は、今、花粉を元気に飛ばすまで大人になっている、折角育った木を使わないと、この世話をする人もいなくなってしまい、山も川も、そして海に対して影響が出てしまいます。花粉の飛散一つに対しても、植樹後約50年で伐採すれば飛散しない事を伝えると、参加していた保護者の方からもそうなんだと頷いて頂きました。
地元の工務店には二つの役割があり、東京の環境を守る事、良質な家を建築する事です!
私のテーブルに来てくれた5名×3組の生徒さんに説明し、最後に大きくなったらおじちゃんの所で、家を建ててねっとお願いして汗だくの2時間が終了しました。
先週、生徒さん達がお礼にお手紙を持ってきてくれ、感謝の気持ちを述べて頂きましたが、生徒さんの中に数年前に建築された入居者の方もいらっしゃって驚いてしまいました。これから先、東京の山の現状、今後私たちがどうしていきたいのかを、機会があればお伝えしていきたいと思います。
小金井第一小学校の皆様、貴重な体験をさせて頂き、誠にありがとうございました。