第三者機関からお墨付き

株式会社東京チェンソーズ

青木 亮輔

皆様こんにちは、東京チェンソーズの青木でございます。

先日、檜原村の林業研究グループの視察旅行で宮城県の南三陸町を訪れました。宿泊したホテルから見る景色は震災があったことを想像することが難しいほど美しく、そして穏やかな海が地平線まで続いていました。

今回の視察旅行の目的は、南三陸町が国際的な森林認証を取得して、その認証材を使用して公共施設を建設、積極的に情報発信している取り組みを視察することでした。南三陸町は世界でも珍しい山と海でそれぞれ国際認証を取得しています。
>>>南三陸 FSC®森林認証/ASC認証｜環境認証事例

このような取り組みを行うことで、木材や海産物の安心をを消費者に届けるだけでなく、生産者も自分の仕事に対して誇りに思うようになります。日本では農業・林業・水産業の第一次産業の高齢化が続いていますが、このような取り組みを通じて若者の一次産業離れを食い止めることができるかもしれませんね。

私たちTOKYOWOOD普及協会でも林業、製材ともに段階的に森林認証の取得を進めています。
この国際的な第三者機関の森林認証を取得することで、森林環境を適切に保全し、地域の社会的な利益にかない、経済的にも継続可能な森林管理をしていることが証明されることになります。

現在でも、顔の見える木材としてバスツアーを実施したりと、お客様の安心につながるような取り組みを進めていますが、このような第三者機関からお墨付きを得ることで、お客様にはさらに安心して東京の木の家を建てていただくことができるようになります。

また、そのような木材が流通することで多摩地区の活性化にもつながる可能性も大いにありますので、今後も積極的に取り組んでいきたいと考えています。